前髪は顔の印象を大きく左右する重要なパーツ。
前髪に束感があると、今っぽくて垢抜けた印象になりますよね。
でも、いざ自分でやってみると、ベタッとしたり、重たくなったり、上手くいかない…そんな経験、誰にでもあるはず。
この記事では、前髪に束感を作る基本テクニックから、様々な前髪アレンジへの応用方法、束感づくりに失敗したときの対処法、スタイリング剤の特徴や選び方、ヘアアイロンの使い方や前髪の切り方、具体的な商品紹介、そして前髪に関する様々な悩みへの解決策まで、プロの美容師が徹底的に解説!
自分にぴったりの方法を見つけて、憧れの束感前髪を手に入れ、第一印象アップを目指しましょう!
前髪に束感を出しておしゃれになる理由:軽やかさ、抜け感、小顔効果!
束感のある前髪は、重たい印象の前髪に比べて、軽やかで抜け感のある雰囲気を演出できます。
おでこが透けて見えることで、顔全体が明るく、軽やかな印象になるだけでなく、縦のラインが強調されるため、小顔効果も期待できるんです。
束感前髪は、様々なヘアスタイルと相性抜群。
ショートヘア、ボブ、ミディアム、ロング、どんな長さの髪にも合わせやすく、ストレートヘア、巻き髪、パーマヘアなど、どんな髪質にもマッチします。
さらに、シースルーバング、うざバング、ワイドバングなど、前髪の種類も豊富。
前髪に少し変化をつけるだけで、いつものヘアスタイルがぐっと垢抜けた印象になるので、ぜひ挑戦してみてください。
束感前髪の作り方【基本編】:3ステップで憧れの束感ゲット!
束感前髪を作るための基本的な手順は以下の3ステップ。
ひとつずつ丁寧に解説していきます。
事前準備
まず、前髪を水で濡らし、タオルで優しく水気を取ります。
ドライヤーで根元から乾かしましょう。
この時、ドライヤーの風を上から下に当てながら乾かすことで、根元のクセを取り除き、ふんわりとした仕上がりに。
7~8割乾いたら、冷風を当ててキューティクルを引き締めると、ツヤ感もアップします。
次に、ストレートアイロン(120~140℃がおすすめ)を使って、毛先を軽く内巻きにします。
温度設定は髪質に合わせて調整し、高温で長時間当てないように注意しましょう。
髪の毛が細い方は、120℃程度の低温で、太い方は140℃程度の高温でスタイリングするのがおすすめです。
また、くせ毛が強い方は、ストレートアイロンをかける前に、ヘアオイルや洗い流さないトリートメントなどで髪を保湿しておくと、より効果的です。
毛束をつまむ
前髪が乾いたら、スタイリング剤を使う前に、指で毛束をつまんで、大まかな束感を作ります。
前髪の量や、作りたい束感の太さによって、つまむ毛束の量を調整してください。
シースルーバングのような繊細な束感を出したい場合は、前髪を少量ずつつまんでいきましょう。
うざバングのような少しラフな束感を出したい場合は、前髪を多めにつまむのがおすすめです。
スタイリング剤で仕上げる
指で毛束をつまんだら、スタイリング剤を使って仕上げます。
スタイリング剤は、パール粒大の量を手のひらと指の間にしっかり伸ばしてから、毛束をつまむようにしてなじませるのがポイント。
つけすぎるとベタッとしたり、重たくなったりするので、少量ずつ調整しながらつけていきましょう。
スタイリング剤をつけた後、コームを使って毛流れを整えたり、ヘアピンを使って前髪を固定したりするのもおすすめです。
束感前髪の作り方【応用編】:様々な前髪アレンジに挑戦!
基本の束感前髪をマスターしたら、様々な前髪アレンジに挑戦してみましょう。
シースルーバング
韓国アイドル風のかわいらしい印象のシースルーバング。
前髪を薄めに取り、束感を細かめにするのがポイントです。
うざバング
目にかかるかかからないかくらいの長さで、色っぽい雰囲気を演出できるうざバング。束感を少し太めにすることで、アンニュイな印象に。
ワイドバング
おでこを広く見せることで、顔全体を明るく華やかに見せるワイドバング。
束感をランダムにつけることで、こなれ感を演出できます。
2wayバング
センター分けとサイド分け、どちらのスタイルも楽しめる2wayバング。
スタイリング剤で毛流れを作るだけで簡単にイメージチェンジできます。
かきあげバング
根元を立ち上げてかきあげた前髪で、クールで大人っぽい印象になれるかきあげバング。
スタイリング剤で毛束をしっかりホールドすることで、崩れにくく、美しいシルエットをキープできます。
斜めバング
アシンメトリーなシルエットでおしゃれな印象に。
流したい方向にドライヤーの風を当てながら乾かし、スタイリング剤で毛流れを整えます。
ベビーバング
おでこが透けて見えるくらい短く切った前髪で、キュートで個性的な印象に。
ワックスやバームで毛束感を出すのがおすすめです。
ぱっつん前髪
まっすぐに切り揃えられた前髪で、かわいらしい印象に。
束感を作ることで、重たくなりすぎず、軽やかな印象に仕上がります。
センターパートバング
センターで分けた前髪で、大人っぽく知的な印象に。
スタイリング剤で毛流れを整え、顔周りに動きを出すのがポイントです。
前髪と顔型の相性:自分に似合う前髪を見つけよう
丸顔
縦のラインを強調するセンターパートバング、シースルーバング、斜めバングがおすすめ。
面長
顔の横幅を強調するワイドバング、ぱっつん前髪がおすすめ。
逆三角形
エラをカバーする斜めバング、うざバングがおすすめ。
ベース型
顔周りに動きを出すレイヤーバング、シースルーバングがおすすめ。
卵型
どんな前髪も似合いやすいですが、特にシースルーバング、うざバング、かきあげバングがおすすめ。
束感前髪に最適なスタイリング剤:人気商品もご紹介
ワックス: セット力が高く、毛束をしっかりキープ。
N. ナチュラルバーム: 自然なツヤ感と束感。
product ヘアワックス: オーガニック成分配合で髪に優しい。
オイル: 自然なツヤ感と束感。
大島椿 ヘアオイル: 髪をしっとり保湿。
モロッカンオイル トリートメント: 洗い流さないトリートメントとしても使用可能。
バーム: 適度なセット力とツヤ感。
uka ヘアワックス: 程よいホールド力で自然な仕上がり。
&be スタイリングバーム: 保湿力が高く、パサつきを抑える。
ミルク: 軽い質感で自然な束感、髪に潤いを与え、パサつきを抑える。
ミルボン エルジューダ エマルジョン+: ヘアトリートメント効果も期待できる。
束感がうまくできないときの対処法:よくある失敗と解決策
ベタッとしてしまう
スタイリング剤の量が多すぎる、または手にしっかり伸ばしていない可能性があります。
重たくなってしまう
毛束が太すぎる、または束感が多すぎる可能性があります。
束感が持続しない
スタイリング剤のセット力が足りない、またはスプレーで固定していない可能性があります。
ぱっくり割れてしまう
前髪の根元のクセが強すぎる、または分け目が固定されている可能性があります。
不自然な束感になってしまう
スタイリング剤が髪に馴染んでいない、またはスタイリング方法が間違っている可能性があります。
ヘアアイロンの上手な使い方:温度、角度、スタイリングのコツ
ストレートアイロン
120~140℃で、髪を挟むときは軽く滑らせるように動かし、同じ場所に長時間当てないように注意しましょう。
カールアイロン
毛束を少量ずつ取り、毛先を挟んで軽く巻くだけでOK。
セルフカットで前髪を作る!注意点と方法
前髪を自分で切る場合は、必ず乾いた状態で切りましょう。
前髪を少量ずつ取り、少しずつ長さを調整していくのがポイントです。
黒目の間から切り始め、徐々にサイドに広げていくと、バランスの良い前髪に仕上がります。
前髪に関するその他の悩みQ&A
Q1. 前髪がすぐ崩れてしまう…
A1. スタイリング剤の量や種類を見直してみましょう。また、ヘアスプレーで軽く固定するのも効果的です。
Q2. 前髪にボリュームが出ない…
A2. ドライヤーで根元を立ち上げながら乾かしたり、ヘアブラシで根元を逆毛立てたり、カーラーで巻いたりしてみましょう。
Q3. 前髪がうねってしまう…
A3. 前髪が濡れている状態でストレートアイロンで軽く伸ばし、スタイリング剤で毛流れを整えましょう。
季節に合わせた前髪アレンジ
- 春: 軽やかなシースルーバングや、サイドに流した斜めバングで、春の爽やかさを演出。
- 夏: おでこを出したかきあげバングや、すっきりとしたショートバングで、涼しげな印象に。
- 秋: 落ち着いた雰囲気のうざバングや、重めのぱっつん前髪で、秋の装いに合わせて。
- 冬: マフラーやタートルネックと相性の良い、サイドに流した前髪や、まとめ髪アレンジがおすすめ。
まとめ:束感前髪で、もっと魅力的な自分へ
この記事では、束感前髪を作るための様々なテクニックや情報を紹介しました。
自分に合った方法を見つけて、理想の前髪を手に入れ、もっと魅力的な自分になりましょう!